けら

けら
I
けら【啄木鳥】
キツツキの別名。
II
けら【螻蛄】
直翅目ケラ科の昆虫。 体長約3センチメートル。 体は円柱状で褐色。 前足は幅広く, 土を掘るのに適する。 前ばねは短く発音器があり, 土中でジーと鳴く声は俗にミミズが鳴くといわれる。 昼は地中に潜み, 夜は出て飛び, よく灯火に来る。 日本全土とアジア・アフリカ・オーストラリアに分布。 オケラ。 ﹝季﹞夏。 《灯りたる障子に~の礫かな/岡田耿陽》
〔「螻蛄鳴く」は ﹝季﹞秋〕
~の水渡り
まねをしてもなしとげることができないことのたとえ。
~腹立つれば鶫(ツグミ)喜ぶ
〔鶫をとるのに, 螻蛄をえさにするところから〕
両者の利害が相異なるたとえ。
III
けら【鉧】
日本古来のたたら炉を用いた製鋼法(鉧押し)によって得られる, ケイ酸・石灰分を多量に含む粗鋼。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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